自分の傷は自分で舐めろ !
天の命これを性(さが)と謂(い)い、性に率(した)がうこれを道と謂い
、道を修(おさ)むるこれを教えと謂う。
天が人に授けたものを人の性という。その人性の自然に従うこと、これ
を人の道という。その道を修めること、これを教えという。
天命之謂性、率性之謂道、脩道之謂教。(中庸)
孔子の『中庸』、最初に出てくる言葉である。天には一つの考えが有り、
目的が有り、その目的から命令を出して、かくあれと人間に与えられた
もの、それが人間に与えられた、それが人間の性(さが)であり、その
『性に率(したが)う』、つまり人情に従うことが人間の道であり、その人間
の道を修めるのが人間の教育である。
ここに言っている教育とは、誰かに教えを請う物ではなく、あくまで人間
自身に本来備わっている素質に気付く事が人生にとって重要な目的で
あると主張している。
中庸をはじめとする四書五経は、昔の日本人の精神の根幹をなす物で
、幼少の頃よりの素読を通して精神に刷り込まれた。
それは明治の元勲、戦前の日本人の精神風土をも形作った。
日本人の精神の根幹である武士道。
昔の日本人にとって人生の意味、それは天命を全うするの一言に尽きた。
彼らは、知仁勇を武器に自分自身の天命を知る事に命の火を燃やした。
それは、信長に代表される戦国武将、幕末の吉田松陰に代表される維新
の志士、時には敵味方にわかれて戦い、文字道理命をかけて自分の天命
を、存在の意義を問うていた。
知、仁、勇 本来は知識、人間愛、勇気、この3つは物事をなすべき真人に
要求される達徳であるが、孔子の言葉にこういう言葉がある。
学を好むは知に近く、力行(りょくこう)は仁に近く、恥を知るには勇に近し。
これを、実存的に翻訳すれば
努力を好む事は知に近く、成すべき事を継続して行く事は仁に近く、恥を
知る事は勇に近い。
知仁勇は難しいと言っても、学を好み、力行して、恥を知る心がけを保っ
ていれば、いつかはこの三徳を実現するのである。
若者よ、君に知仁勇の気概はあるか?
自分の人生を、生きる意味を自ら創造する覚悟はあるか!
現代社会に生きるもののふ達よ、オマエの天命は、存在意義は何だ!!
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